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コロナ禍で考える。音楽活動を維持するためにアーティストができること。

こんにちは、Fanicon運営の小野です。

今日はアーティストが長く音楽活動を続けるために欠かせない「活動資金」をどう確保していくのか真剣に考えたいと思います!

世の中を取り巻く状況

改めてにはなりますが、緊急事態宣言が解除されて、私たちも徐々に普段の生活を取り戻せてきたなというところでしたが、最近になってまた新型コロナウイルス感染症の感染者数が増え始めており、まだまだ気の抜けない日々が続きますね。。

私も大のフェス好きですが、このフェスシーズンに次々と大型フェスやアーティストのライブが中止に追い込まれ、やり場のない悲しみに暮れています。。

ライブ活動どころか、いつも通り働きいつも通り人と会うような「当たり前」の生活が思うようにできないこの状況で、活動資金を確保していくためにはどんな方法があるのでしょう?

私は今まで沢山音楽やアーティストに勇気づけられてきました。今回は、この状況下でアーティストの方が今を乗り越えるためにより良い方法を私なりに考えたいと思います!!

ライブ・エンタメ業界の現状

ところで、もうご存知かもしれませんが、そもそものライブ・エンタメ業界の市場規模について調べてみました!
ぴあ総研によると、まず音楽フェス市場の動向としては、

“2019年の音楽ポップスフェス市場規模は、前年比12.1%増の330億円へと拡大。動員数も、295万人(前年比8.5%増)”

とのことです。ちなみに私は去年10箇所くらいのフェスに参加しました。もっと行ってる方もいると思いますが、前年比12.1%増とは本当に可能性感じますよね!!

また、ライブ・エンタメ業界全体については以下のようにぴあ総研から調査結果が出ています。

“今回公表しました2019年(暦年)のライブ・エンタテインメント市場規模(速報値)は、統計を開始した2000年以降で最高の6,295億円(前年比7.4%増)を記録しました。”

個人的には、ポップフェスの市場規模の成長が下支えしてしている部分もあるかなと思いますが、ライブ・エンタメ業界としても順調に市場規模を拡大しているようですね!!

ただ、参考にさせていただいたどちらの記事でも、後半では今年について、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、音楽ポップフェス市場では2019年の1割程度、ライブ・エンタメ市場は2019年の3割に満たない水準に落ち込むとみられています。

個人的にも去年のフェスの盛り上がり具合を見て、もっと成長していくんだろうなと期待を寄せていたので、改めて新型コロナウイルス感染症の威力を感じてしまいました。。

新型コロナウイルス感染症のワクチンの開発は12ヵ月〜18ヵ月程度という話を聞いたことがありますが、それを踏まえても、ライブやフェスが前みたいな形で開催できるのにはかなりの時間がかかりそうですよね。。
現状では、政府からイベント開催のガイドラインは示されていますが、収容率等を遵守しての開催では採算を取るのが難しいという声もよく耳にします。

ライブ配信って結局どうなの

そんな中、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、最近更に需要が高まってきているのが「ライブ配信」ですよね!

前回の記事でも取り上げましたが、6月25日に実施されたサザンオールスターズの無観客ライブでは18万アクセス、6億5000万円の売り上げという大盛況ぶりで大きな話題になりましたよね。18万アクセスという、まさにライブ配信ゆえに実現できた規模、ライブ配信が持つ可能性を十分に感じるニュースでした。

ところが、最近周りのライブ関係者からはこんな声が上がっているようです。

「オンラインライブのチケット売り上げがなかなか伸びない。」
「手間も多い上に手数料もかかり、負担が大きい。」

またファン側の意見として、私の周りの音楽ファン等にヒアリングしてみたところ、大好きなアーティストだとしても、オンラインライブとなるとなかなか財布の紐が堅いみたいです。。

もちろん、オンラインライブという手段がこれからのエンターテインメントの可能性を大きく広げてくれるのは確かなのですが、一方でオンラインライブが全てのアーティストにとって上手く機能するわけではないのでは?と感じています。
課金をしなくても普通にアーティストのMVや出演した番組が見れるこのご時世に、リアルじゃなくてもチケットを買いたいと多くの人が思うようなライブコンテンツを配信するのは結構難しそうですよね。。

オンラインライブのチケットの相場は大体2,000~3,000円で(サザンオールスターズの無観客ライブでも3,600円)販売手数料や運営等の費用面を考えるとそれなりのチケット数を販売しないと収益的に厳しいですよね。

underコロナ時代を乗り切るには、ライブ配信以外の方法も一緒に検討していく必要がありそうです。

音楽の歴史

少々長くなってしまいましたが、ここから、アーティストがこの危機を乗り越えるための他の手段を考えていきたいと思います!

まずこれからの未来を考える上で必要な、音楽の歴史について考えていきます!過去を振り返ることで何か見えてくるかもしれません。

BUSINESS INSIDERのまとめを参考にさせていただくと、音楽の主な歴史はざっと以下のようになります。

1877年:トーマス・エジソンが蓄音機を発明→音楽を記録するという概念が生まれる
1887年:レコードの登場
1900年頃:ラジオの登場
1940年代:ジュークボックスの普及
1960年代:カセットテープの普及
1982年:CDの登場
→これ以降CDが音楽メディアのスタンダードになる、音楽のデジタル時代の幕開け。そしてCDバブルが到来する。
1990年前後:CD-R、MDの登場→自分の好きな曲を選んで録音するという価値観
1990年代:MP3の登場→これ以降音楽のデジタル化が加速
2001年:iPodの登場→好きな曲を自由に手軽に選んでどこでも聴ける
2008年以降:Spotifyをはじめ様々なストリーミングサービスが登場→1曲1曲購入する時代から定額で無数の楽曲を簡単に聴ける時代に

新型コロナウイルス感染症の拡大も後押しして、現在ではストリーミングサービスが世界の音楽市場の成長を引っ張る形になっています。

こうやって歴史を振り返ると、アーティストの創造した楽曲が、録音されフィジカルにファンの手元に届く時代から、テクノロジーによりデジタル化が進み音楽をダウンロード、ダウンロードからストリーミング(所有しない)の時代へと変わってきたようです。

それと合わせて考えたいのはSNSが普及したことです。音楽の歴史上、アーティストとファンは音楽という生産物を通して一方向的に関わることが主でした。しかし、SNSの発展によりアーティストとファンの距離は圧倒的に近いものとなり双方向のコミュニケーションが可能になりました。それに加え2010年代以降顕著となるフェス、ライブブームも相まって、オンライン・オフライン双方での接点をファンが日常的に享受することができるようになりました。

SNSの発展、ストリーミングサービス、ライブ配信の普及と活動のチャネルは無数に存在しています。

アーティストはどうすべきか

前のパートでアーティストが活用できる手段が無数に存在することがわかりましたね!
では、この苦しい状況下でアーティストを音楽活動を続けるためにどんな手段があるか考えを述べていきたいと思います!

1.より多くの人に知ってもらう
「言われなくてもわかってるよ!」と言われそうですが、前述でアーティストとファンを繋ぐ手段が無数にあるとお話ししました。オフラインで会えない今だからこそ今まであまり注力していなかった方も改めて検討して欲しいと思います。

また、コロナ禍でもリモートで楽曲制作をする動きも増えてきていますよね!最近では「TELE-PLAY」というプロジェクト名でCharaさんはじめ、複数のアーティストがコラボして楽曲をリリースされたのが話題になりましたね。

21世紀だからこそできる取り組みという感じで、可能性感じますよね!

ただ、楽曲制作をフルリモートで実行するのは調べてみると結構大変なところもありそうなので、3密を避けつつオフラインでも活動するというのが現実的でしょうか。。

とはいえ、手段は無数にあるので、結局は自分たちに合ったやり方なのかどうかは大事になると思います。例えば、音楽制作をしてそれをマスメディアやSNSを使ってPRして、という通常の活動に加えて、新しい曲の公開の場をライブ配信で行ってもらうことでライブ配信の視聴者数を増やすなど、工夫一つで活動資金を増やすことに繋げることができます。

2.既存のファンとのコミュニケーションを大事にする
今だからこそ、まだまだ新しいファンが増えて欲しいと思っているアーティストにも、コアファンとのコミュニケーションをより大事にすることを考えていきたいです!

もちろん、日々楽曲制作に取り組みより多くの人に聴いてもらうことで新しいファンを増やすことも非常に大事です。しかし音楽活動を行うにあたって様々な困難がある今、既に自分達を好きでいてくれるファンに目を向けてみてほしいです。

楽曲制作はもちろん、新規ファンを増やすためのPR活動や、ファンに向けたライブ配信もとても大事なのですが、今、活動資金を安定的に確保するという意味では少し心細いかもしれません。

そこで改めて、売り上げの8割を占めるとされるコアファン(全体の2割)に目を向けてほしいのです。

コアファンにどうやって支えてもらうか、今日からでも始められる方法があります。コアファンと多面的にコミュニケーションが取れるファンコミュニティサービスです。

とは言っても、ファンコミュニティサービスは複数あります。どういう目線で選べば良いのかは、以下のポイントが大事になってきます!

・月額制(会費)だけでなく投げ銭や物販等、売り上げがファンの人数に起因しない手段があるか
・最低限の会員数などの制限や売り上げノルマなどの制約がないか
・入会ファンとのコミュニケーションの距離感をコントロールできる仕組みか

1つめについては、コアファンが売り上げの8割を占めるという考えを踏まえると外せないポイントです。コアファンは全体の2割しかいないと考えられているため、月額制会費だけを収入源とすると、アーティスト自体にどれだけ多くのファンがいるかどうかで決まってしまいます。
しかし、会員がコミュニティ内で自由に課金をする手段があれば「売り上げ8割」の法則が機能するのです。

2,3つめは、売り上げには直接関係しないのですが、今後長く自分たちの思い描く音楽活動を続ける上で大事な要素となるので、ぜひ注意して見てみてほしいポイントです。

また、そのサービスのカラーが自分たちと合っているかどうかなども大事にしていきたいですよね。

アーティストの音楽活動において、ファンからお金を取るような方法に疑問や抵抗を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ファンがこれから長くあなたのファンでいられるように、時にはファンに頼って欲しいです!ファンはそういう意味でもあなたを支える力があります!

ファンコミュニティサービスは、今の苦境を乗り越えるために役立つ手段の一つです。しかし、コロナが収束した後でも、あなたがアーティストとして音楽活動を続けていくために必要な活動資金を安定的に確保できるライフラインでもあります!

そして、またオフラインで会えることをファンは楽しみに待っていると思います!

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