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アニメでもファンクラブ作れる!〜どんな手段がマッチするか考えてみた。

みなさんこんにちは!Fanicon運営の小野です。

なぜ、アニメのファンクラブは少ないのか

私自身はめちゃくちゃアニメが好き!!ってわけでもないのですが、私にもこれまでにハマったアニメはいくつかあります。そんな時に思うのですが、

ー何故アニメにはファンクラブが少ないんでしょう?

アニメの主人公に恋をしてしまう時代なのに何故アニメのファンクラブがあまり存在してないんでしょう?探してみたところ全くないわけでは無さそうですが、どちらかと言うとファン自身がコミュニティを作って運営していることが多く、公式のファンクラブはあまり一般的でない印象です。日本のアニメってこれだけ海外でも人気があったりしていて、ファンクラブが存在していてもおかしくないと思うので、存在しないには何か理由がありそうですよね。

色々調べてはみたのですが、理由に繋がりそうな決定的な記事はありませんでした。しかし、数少ないアニメのファンクラブを参考にしているうちにその理由はこんなところにあるのではないか、と気づきました。

・物語には終わりがある
・提供物を用意するのにコストがかかる

大きくはこの2点だと思います。

ー物語には終わりがあるー
どこぞの映画のタイトルか、みたいな言い方になってしまいましたが、これ結構大きいなと感じています。

一部ご長寿アニメも存在していますが、基本的にアニメには最終回があります。最終回とともにファンの熱量もクライマックスを迎えると考えると、それ以降もファンクラブにファンが留まってくれるのかという懸念点が生まれると思うんです。

連載中などは最新話をフックにプロモーションを盛んに行うことができるので既存ファンの熱量も高くなりますし新しいファンも増やしやすいですが、最終回を迎えた後は新しく告知するものがなくなるのでアクションを取りにくくなります。

ここが、終わりがあるものにファンクラブを作ることが難しい理由の一つだと感じました。

ー提供物を用意するのにコストがかかるー
お伝えの仕方には気を付けたいのですが、登場人物が生身の人間でないことで、ファンクラブ会員へ提供できるものを用意するコストの負担が大きくなると考えられます。
実在のタレント/アーティストの場合であれば、ただファンの前に登場して話すだけでもコンテンツになります。アニメでもそれが(画面上などで)できるのでしょうが、そのためにアニメの制作から入らなければいけないという大きな壁が存在します。タレント/アーティストのちょっと登場してちょっと話す、がアニメでは大仕事ですよね。。

アニメでファンクラブは本当に難しいのか

アニメのファンクラブが少ない理由として私から大きく2つ考えてみましたが、実はもう一つ難しい問題が、一つのアニメに関わる関係者があまりにも多いため調整コストの負担が大きいというところです。何かもう、なんとも言えない大変さを感じます。。

そこで、アニメでファンクラブを持つために重要になってくるのが、
”そのアニメが一生続くものとして作られているかどうか”というところかなと思います。アニメのクールによらず、長期的にビジネスとして作り上げていく意向があれば、ファンクラブを作るべきだと思います。
また、その上でアニメの立ち位置として、”ファンと一緒に作り上げていく”イメージを持ち合わせているかどうかで運営サイドの負担もかなり変わってくると思います。

ということで、ここからはアニメでファンクラブを持つべき理由とどんなファンクラブだといいのかについて考えていくことで、あれ?意外といけそうじゃない?と思っていただけたら嬉しいです!

アニメでファンクラブを作るべき理由

ーアニメ市場は今後も好調である
株式会社矢野経済研究所の調査結果によると、2018年度の国内の「オタク」市場において、

2018年度のアニメ市場規模はアニメーション制作事業者売上高ベースで、前年度比8.2%増の2,900億円と推計した。堅調な映像制作部門に加え、Netflix(ネットフリックス)のオリジナルアニメ配信の本格進出や国内外における映像配信事業が好調に推移し、拡大傾向にある

とのことです。

ーネットフリックスなどの配信サービスの普及
私の経験にはなるのですが、ネットフリックスなど動画配信サービスが普及したこととによってアニメを見る機会が格段に増えました。趣味により多くのお金を使える独身労働者層が家にいる時間帯とアニメが放送されいる時間帯が合わないことが多いので、気になっていても見ることができなかったのですが、動画配信サービスが普及したことで周りの友人たちも含めアニメに時間を費やす人が増えたと印象です。また、ちょっと話がずれてしまいますが、動画配信サービスでのアニメ視聴から始まって、最新話を漫画で読み始めるなどの好影響もあるようですね。

ーボーダレスにファン同士が語り合う場所の必要性
動画配信サービスなどの影響もあり、海外でのアニメ人気が更に高まっている今、国内外問わずファンが好きなアニメについて交流ができる場所をオフィシャルで持つことは非常に意味があると思います。ファン個人がコミュニティを作って運営しているパターンもあったりしますが、個人の趣向がコミュニティに影響を与える可能性も高いため、公平性を保つためにもオフィシャルで運営することが良いと思います。

どんなファンクラブだといいのか

アニメでファンクラブを作る価値あるかも!というところまでは何となくわかりましたが、実際どんなファンクラブだとファンにとってより魅力的なんでしょう?私としては次の3つが大事かなと思います。

・入会しているファンにしか味わえない特別なコンテンツ
・熱量のあるファン同士が安心して自由なコミュニケーションを取れる
・一定の規則性を持った運営

入会しているファンにしか味わえない特別なコンテンツ
先に、アニメのファンクラブでは会員特典として提供するものがオリジナルのグッズ(物販)であることが多いとお話ししました。もちろんそれも喜ばれる特典として良い手段なのですが、例えばこういったコンテンツはどうでしょう?

例1)アニメの原画をサイン入りで抽選プレゼント
例2)アニメの登場人物役の声優からのボイスメッセージ配信

アニメの原画をそんな風に使っていいのかはちょっと分かりませんが、使わなくなった原画もファンにとってはめちゃくちゃ価値のあるものだと思うんです。
また、実際に登場しなくてもファンとアニメの登場人物がコミュニケーションを取れる方法はたくさんあります。声優さんからのボイスメッセージとして、入会されるファンにプレゼントするのも普通では味わえない最高のコンテンツではないでしょうか?

こんな風に、提供するコンテンツを少し工夫すればファンにとってより魅力的なファンクラブになると思うんです!

熱量のあるファン同士が安心して自由なコミュニケーションを取れる
ここ、言い方が難しいのですが大事なところです。オフィシャルのファンクラブとして、ある程度会費を設定することで、熱量の高いファンだけが参加することになるので、ファン同士が安心してコミュニケーションを取ることができます。また、アニメの海外需要を踏まえると多言語対応ができるものは尚良しかもしれません。
また、ファンと一緒に作り上げていくイメージを持っているアニメであれば、何もアニメのコンテンツばかりを提供しなくても、運営サイドからこのアニメをどうしていくかみたいな、企画を一緒に考える時間をファンと共有することもできるのです。熱心なファンにとってはアニメのコンテンツ自体が登場しなくてもまたとない貴重な経験になります。

一定の規則性を持った運営
最初にお話ししたようにアニメ自体が一旦終了してしまうと何をフックにコンテンツを提供すればいいのか、なかなか難しくなります。ファンクラブを期間限定のものとして設定し、アニメ最終話に合わせてファンクラブも終了するというのも一つの手段です。ただ、ファンの居場所を残してあげるというのもとても大切なことなので、私はそのままファンクラブを継続されてみるのがいいのではないかと思っています。とはいえ、運営側からのアクションがないと、どこかのタイミングでファンクラブが廃れてしまうので週1回とか月1回で予めコンテンツを提供することをファンクラブ内で告知しておき、タイミングを絞ってファンとの定期的なコミュニケーションを継続させるなど、ファンとの約束ごとを決めると良いのではないでしょうか?あとは、ファン同士がファンクラブ内で盛んにコミュニケーションを取って代わりにファンクラブを運営してくれると思うんです。

最後に

あまり得意分野ではないアニメについて、ファンクラブの必要性を考えてみたのですが、究極的にはそこにファンが存在するもの全てにファンクラブがあっていいんじゃないかと思うんです!今までの記事でもお伝えさせていただいた、”コアファン”の力を考えると、継続的にアウトプットするコンテンツを確保するのが難しいアニメという分野においても、ちゃんとファンの居場所を作ってあげることでファン同士がそのコミュニティをしっかり支えて盛り上げてくれると思うんです。だから、アニメにもファンクラブがたくさんできるといいなと思います。そこにファンがいる限り!!

ちなみに過去Faniconでアニメファンクラブの事例としてインタビューを行っていますので、ぜひ参考にしてみてください!

インタビュー記事:


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